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結婚式の招待状の書き方は?基本の6項目と3つのマナー【例文つき】

「結婚式の招待状って何を書けばいいの?」
「使っちゃいけない言葉とかよくわからない……」
「見本になる文章がほしい」
結婚式の招待状。
もらったことはあっても書く側になることは一生に一度しかないですよね。
書き漏れがあったら困るし、マナーも気になる。
でも初めてのことで、どうやって書いたらいいのか……と悩んでいるかもしれません。
この記事では、招待状の例文と、基本のマナー、書くべき事項のチェックリストを紹介します。

コピペOK!結婚式の招待状「基本の例文」

結婚式の招待状に書く、基本の例文を見てみましょう。

votrewedding

画像中の文章は以下の通りです。

——-

謹啓 ○○の候 皆様におかれましては
健やかにお過ごしのことと お慶び申し上げます
このたび私たちは 結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては 日ごろお世話になっている皆様にお集まりいただき
ささやかな披露の宴を 催したいと存じます
ご多用中 誠に恐れ入りますが
ぜひご出席をお願い致したく ご案内申し上げます
敬白

平成○年○月吉日
山田 太郎
佐々木 花子


日時 平成○年○月○日 午後○時開宴(○受付開始)
場所 〇〇ホテル 〇〇ルーム
   愛知県〇〇〇市〇〇〇〇
   電話 〇〇〇〇〇〇〇

なお お手数ではございますが ご都合のほどを同封のはがきにて
○月○日までにご一報下さいますよう お願い申し上げます

——-

コピペして使ってもOK!

くわしくは項目ごとに次で説明していきます。

ぜんぶで6項目!結婚式の招待状「基本の構成」

結婚式の招待状に書く項目は以下の6つ。

1. 頭語・結語
2. 時候の挨拶
3. 本文
4. 差出日・差出人
5. 日時・会場案内
6. 出欠返信期限

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 頭語・結語

本文の最初に「謹啓」、最後に「敬白」と書きましょう。

2. 時候の挨拶

謹啓のあとに、季節にあった挨拶を書きます。
俳句の季語のように決まった表現があります。

書き方は2種類ありますが、どちらの書き方でも構いません。
使い分けに迷ったら以下を参考にしてください。

・格式高いイメージにしたい場合:「〇〇の候」
・カジュアルなイメージにしたい場合:「〜の季節になりました」のような文章

季節ごとに例文を載せておきますね!

1月: 寒風の候
松の内も過ぎ 寒気ことのほか厳しく感じられます
2月: 余寒の候
余寒厳しい毎日が続いています
3月: 春暖の候
寒さの中に春の気配を感じる頃となりました
4月: 陽春の候
花の色が美しい季節になりました
5月: 薫風の候
新緑の香りがすがすがしい季節になりました
6月: 向暑の候
あじさいの色が美しく映えるころとなりました
7月: 盛夏の候
降りしきる蝉の声に夏の盛りを感じる頃になりました
8月: 晩夏の候
蝉しぐれに ゆく夏の淋しさを覚える季節になりました
9月: 仲秋の候
朝夕はようやく凌ぎやすくなりました
10月: 秋麗の候
天高く馬肥ゆる季節となりました
11月: 晩秋の候
吐く息の白さに 秋の終わりを感じる頃となりました
12月: 師走の候
年の瀬の 寒さの身にしみる季節となりました

3. 本文

「披露宴をするので、出席してほしい」という内容を書きます。
ここは二人らしくアレンジしてもよいでしょう。

披露宴の雰囲気や、ゲストに合わせてふたりらしい言葉を選びます。

海外挙式後の1.5次会などで会費制パーティーにする場合は、そのことも書きましょう。

「当日は誠に勝手ながら 会費制とさせて頂きました
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう 宜しくお願い申し上げます」
と、本文の最後に書いておきます。

日時と一緒に会費を書くのを忘れずに!

差出日・差出人

結婚式の招待状は、縁起のよい「大安か友引」に送る習慣があります。
差出日には「○月吉日」と書きましょう。

差出人は結婚するふたりの名前を書きます。
すでに入籍しているときは、以下のように奥様の旧姓をカッコ書きするといいですね。

山田 太郎
   花子(旧姓:佐々木)

新居への引越しのタイミング、結婚式の費用の負担割合などによっては、両家の父親の連名にする場合も。
両家で相談して、決めましょう。

日時・会場案内

披露宴の日時と会場については、「記」としてまとめて書きます。
会場までの案内マップを同封してもいいですね。

招待状に書く日時は「披露宴」についてです。
挙式に関しては、付箋という別の紙に書くのが一般的です。
詳しくはあとで解説していますので、間違えないようにしましょう。

出欠の返信期限

一番最後に、返信してほしい期日を書いておきましょう。
とくに理由がなければ、結婚式の1ヶ月前にします。
大安か友引の日を選びましょう。

結婚式の招待状で気をつけたい言葉遣いの「3つのマナー」

結婚式の招待状では、使えない言葉があったり、決まった形式があったりします。
気をつけたいのは以下の3点。

1. 文頭は揃える
2. 句読点なし
3. 忌み言葉を書かない

ひとつずつチェックしていきましょう。

1. 文頭は揃える

普通の日本語の文章では、段落のはじめは一文字さげて書きます。
しかし結婚式の招待状はスペースを入れず、文頭をそろえるのが一般的です。

2. 句読点なし

結婚式の招待状では、句読点「、」「。」は使いません。
「終止符を打つ」「区切る」などを連想させ、縁起が悪いためです。

3. 忌み言葉

忌み言葉といって、めでたい席にふさわしくない言葉は書いてはいけません。
例を挙げておきます。

<別れを連想させるもの>
終わる 切れる 別れる 離れる など

<不幸を連想させるもの>
死ぬ 消える 流れる 病む など

<再婚を連想させるもの(重ね言葉もNG)>
再び 繰り返す たびたび くれぐれも など

重ね言葉は、縁起が悪い意味を連想しにくい「ますます」「いよいよ」など使ってよいものもあります。
区別が難しいので迷ったら使わない方がよいでしょう。

結婚式の招待状に不可欠な「付箋」の使い方と例文

shutterstock写真素材番号: 631757963
結婚式の招待状は、すべてのゲストに対して同じ内容のものを用意しますよね。
ひとりひとりに合わせた文章で用意するのは難しいと思います。

でも、受付やスピーチをお願いしているなど、追加のメッセージを伝えたい場合もありませんか?

そんなときに便利なのが付箋です。
小さな紙に、個別のメッセージを書き、招待状にはさんで送りましょう。

以下のように伝えたい内容をシンプルに書きます。

「誠に恐れ入りますが
当日は受付をお願いたしたく
午後○時○分までに会場ロビーに
お越しくださいますよう
お願い申し上げます」

「誠に恐れ入りますが
挙式にもご列席賜りたく
午前○時○分までに挙式会場に
お越しくださいますよう
お願い申し上げます」

そのほか、次のような場合に付箋を利用します。

・親族紹介
・乾杯やスピーチのお願い
・宿泊やお車代の案内
・アレルギーの確認

受付やスピーチをお願いする場合は、必ず招待状を送る前に相手に伝えておきましょう。
付箋はあくまで確認のためで、いきなり相談なしに送りつけるのは失礼にあたります。

まとめ

結婚式の招待状の書き方と例文を紹介しました。

6項目の基本構成は以下の通りでした。

1. 頭語・結語
2. 時候の挨拶
3. 本文
4. 差出日と差出人
5. 日時・会場案内
6. 出欠の返信期限

3つの注意点も忘れずにチェックして下さいね。
1. 文頭は揃える
2. 句読点は書かない
3. 忌み言葉は避ける

書き方は以上です。
さっそく招待状の作成に取りかかりましょう!

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