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【結納当日】仲人を立てない簡略式結納(関東式)の流れと口上とは?

簡略式で結納をしようと思っても、結納の流れと口上についてよくわからないですよね。そこで、この記事では、簡略式結納とは何か、結納当日の心得、結納当日の目録の扱い方、簡略式結納(関東式)の流れと口上について詳しく解説します。

簡略式結納とは

仲人を立てないで、両家だけで行う結納のことです。近年の定番な形式となっている結納です。会場や形式は両者の意向に沿って行います。身内だけのため、なごやかに行えるのがメリットです。当日の簡略式結納は全体で2時間半~3時間程度を予定しておくといいでしょう。

結納当日の心得

事前の確認をしておく

ホテル・専門式場では、会場の係員が進行をしてくれる場合もありますので、形式についは会場と親族で事前に確認しておくのがいいでしょう。ホテル・専門式場の「結納パック」を利用すると、会場の係員が進めてくれたり、手順のマニュアルが用意されているため便利です。

男性側の父が進行役をする

結納の進行は、一般的に男性の父が行いますが、近年では、本人たちが中心となって行うケースも増加しています。結納所や受書を運ぶのはそれぞれの母が務めるのが一般的です。

早めに会場に行く

結納当日は、何かトラブルがあっても慌てないようにするため、早めに会場に行くようにしておきましょう。

両家の両親にあいさつ

当日が両家の両親の顔合わせになる場合は、婚約者の2人が両親を紹介し、あいさつをしておきましょう。

結納当日の目録の扱い方

①目録を両手に持ち、水引を受けからはずし、台の上に置きます。

②上包みを開いて目録を取り出し、上包みは閉じて台の上に置きます。

③目録を開いて目を通したら、再び上包みに入れて、水引をかけて元の位置に戻します。

簡略式結納(関東式)の流れと口上

簡略式結納(関東式)の口上は会場の用意されたマニュアルだったり、メモを見ながら進めても大丈夫です。口上は両家だけの簡略式のため、形式通りではなく、今風にアレンジしてもかまいません。簡略式結納は一般的に15分程度で終了します。

①入室して席につく

会場に到着したら、着席して桜湯を飲みます。なお、「花が開く」という意味のある桜湯か、「喜ぶ」という意味のある昆布茶を飲みましょう。「お茶をにごす」という意味のある緑茶は避けるのがマナーです。

結納品を持参した場合は、会場の係の人に渡しておくか、所定の位置に飾るようにします。
各自は所定の席の脇に立ち、本人同士、両親の順番であいさつをして、一礼の後に着席します。洋室の場合は、最初と締めのあいさつを起立して行うケースもあります。

席次は結納品を置く床の間に向かって右が男性側、左が女性側で並びます。

②あいさつ

男性の父がはじめのあいさつをして、一同は礼をします。
男性の父「このたびは、(女性家)と、私どもの婚約が無事に整いまして、喜ばしい限りです。つきましては、本日、結納の儀を執り行わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」

結納が始まったらあいさつと口上以外は話さないようにしましょう。
口上は基本的には着席したまま行います。
手順や口上を間違えてしまっても、結納の最中はあいさつと口上以外は言葉を交わさないのが習わしです。

③男性側の結納品を納める

男性の母が結納品を女性本人の前に運んで置き、礼をして着席します。
男性の父は口上を述べて礼をします。

男性の父「これは、(男性家)からの結納品です。いく久しくお納めください」
※「いく久しく」は末永くという意味です。
女性本人はそれを受けて礼をします。

④女性側が目録をあらためる

女性本人が目録に目を通し、父→母の順で目録を回し、女性本人が元通りに台の上に戻します。

女性本人が口上を述べて礼をします。
女性本人「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」

⑤女性側が受書を渡す

女性の母が結納品を床の間に飾り、受書を持って男性本人の前に置きます。

女性の父が口上を述べて一同は礼をします。
女性の父「こちらは(女性家)からの受書でございます。いく久しくお納めください」

男性本人は受書をあらためて口上します。
男性本人「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」

⑥女性の結納品を納める

女性の母が結納品を男性本人の前に置き、一礼して着席します。

女性の父は口上を述べて礼をします。
女性の父「これは、(女性家)からの結納でございます。いく久しくお納めください」

⑦男性側が目録をあらためる

男性本人→父→母の順番で目録に目を通します。
男性本人が口上を述べ一同は礼をします。
男性本人「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」

⑧男性側が受書を渡す

男性の母親が結納品を床の間に飾り、受書を持って女性本人の前に置きます。

男性の父が口上を述べて、一同は礼をします。
男性の父「こちらは(男性家)からの受書でございます。いく久しくお納めください」

女性本人は受書をあらためて口上します。
女性本人「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」

⑨締めのあいさつ

男性の父が締めのあいさつをして一同は礼をします。

男性の父「本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」

女性の父「こちらこそ、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」

⑩結納後の流れ

全員で祝い膳を囲み、会食をします。最後に記念撮影などを行い解散です。

まとめ

・簡略式結納とは仲人を立てないで、両家だけで行う結納
・結納当日までに打ち合わせをしておくこと
・簡略式結納(関東式)の流れと口上はアレンジしても大丈夫

簡略式結納(関東式)の流れと口上についてはこの記事を参考にしながら、行いましょう!

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